2018/08/26 満月 魚座4度

2018/08/26 20:56 満月 魚座4度

狭い半島での交通混雑

良いニュースは小さな声で語られるのです

こんにちは、柊です。新月に熱を出して満月に復活する、ちょっとドラマチックな体調に驚いています。今は体調そのものは良くなったのですが、ずーっと龍角散のど飴が手放せません。調子が悪い時に食べると効くなあ。

さて、今回の満月図はすごくインパクトの強い配置が現れています。太陽は乙女座に入ったばかり、乙女座4度にあります。そして土星は山羊座3度、天王星は牡牛座3度。どれも地のサインで度数の誤差が少ないから、とてもタイトに地のグランドトラインが描かれているんです。そこに魚座4度の月、グランドトラインにオポジションが加わり、カイトという配置も描かれています。カイトというのは凧のこと。風を受けて勢いよく動き出すイメージです。

満月は太陽と月が180度になる時で、月は「満ちて」います。満ちる、限界まで一杯になる、ということ。具体的に何かが溢れるばかりでなく、メンタル面での「いっぱい」感が、大なり小なりあるのが満月だと私は感じています。

今回の満月は魚座4度、サビアンシンボルは「狭い半島での交通混雑」です。このシンボルの風景は「ひとところに集中している車」です。一か所にぎゅうううっと集まっている、集中している。魚座というサインは融合という意味もあります。過去や現在、今までのあらゆる経験や感じたこと。その中には必ずしもポジティブなものばかりではないでしょう。でも私たちは選ぶことをせず、ただそのあらゆる経験から未来を創造します。その風景は、凝縮され結晶化しようとしているようにも見えます。

それが、カイトの一端となっています。私たちの心を表す月とアスペクトができているのは、秩序という枠を作る土星、土星よりも外側を司る天王星、自分自身を表す太陽です。

「満ちる」タイミングである満月の日、自分の今までの枠を超えることが土星と天王星のアスペクトが示すことのように感じます。そして、それらはすべて繋がっていて、調和的な響きを奏でつつ、私たち自身を表す太陽と月に注ぎ込まれている。

そんな空の物語を感じました。

そして、このイメージの物語から喚起されたのが、村上春樹さんのねじまき鳥クロニクルの一節です。

良いニュースは小さな声で語られるのです

サビアンシンボルの表す集中と統合(融合)の中で、小さな声で真実が語られているように感じられました。統合(融合)は例外なくすべてを飲み込みます。けれどその中には、感じられるべき感情があるように思うんです。

みなさん「意識のブロック」って聞いたことがあるかと思います。自分が感じまいとしていること、深い部分で認めたくない思い。そうした思いがあるのならば、気づいて拾い上げてあげることが大事ということだと思います。

自分の根底が揺らぐような怖さかもしれません、あるいは、驚くような野望かもしれない。それを自分で拾うことに意味がある。

この台詞の「良いニュース」は比喩です。必ずしもグッドニュースだけを指すわけではなく、良薬は口に苦しということもあります。でも、小さな声で語られる声を自分の心で感じることがこの満月のチャートに現れているんじゃないかと思いました。

このセリフの少し前で主人公がこう語ります。

僕は逃げられないし、逃げるべきではないのだ。それが僕の得た結論だった。たとえどこに行ったところで、それは必ず僕を追いかけてくるだろう。どこまでも。

これももちろん比喩です。実質的に逃げられないものはないと私は考えています。だけど、ここから逃げてはいけないと、自分で感じたときに「逃げられない、逃げるべきではない」になります。

目を逸らし続けることは、きっと可能です。誰かのせいにしたり、見なかったことにしたり、知らなかったことにするのは、簡単なことなのかもしれません。けれど、逃げ続けるほどに、充実感や達成感は遠のき、消えない空虚さを感じることになります。

逃げ切ろうと、目を逸らし続けようと、誰からも責められることはありません。だけど、様々な物語の主人公たちがドラマチックな人生を歩む理由は、目の前に現れたテーマに対して、運命を受け入れ、立ち向かうからこそではないかなと思います。

この満月、私は「そろってくる」という表現をしました。内と外のサイズがそろう。その大枠、器みたいなものは、自分で決められるもので、ともすれば、予想以上に大きなものになるかもしれません。

過去に持っているわだかまり、越えられないもの、消えない思いがあるのならば、過去に戻って取りにゆき、今現在に持ってきて、その時の自分の声を聞いてあげてください。

今もし清々しさや晴れやかさに満ちているならば、未来に向かってどんな野望を持っているのか、自分に問いかけてみてください。

***

私もここに書いたように、自分に問いかけました。するととんでもない野望が出てきて驚きました。

「世界中の人に通じる物語を紡ぎたい」

夢がでっかいな! 叶えるために何から手を付けようか、そんな具体的な策を探しています。自分が持った夢です、自分で叶えないとね。


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