2020年冬至とグレートコンジャンクション

2020年冬至とグレートコンジャンクション

冬至について

2020年12月21日 19:03に太陽が山羊座に入ります。冬至です。

太陽が山羊座に入る瞬間に作成されたチャートを冬至図と呼びます。太陽の光が地球に届く時間が最も短い日。言い換えれば闇が最も長い日でもあります。しかし、この日を境に光の時間が伸びて行く、陰が陽に転じる日でもあります。

そして2020年はグレートコンジャンクション

グレートコンジャンクションとは

2020年はグレートコンジャンクションという言葉をよく使いましたし、よく聞きました。グレートコンジャンクションとは、空の木星と土星が重なること、占星学用語で「コンジャンクション」と呼ばれる配置を取ることを指します。

木星と土星が重なるタイミングは約20年に一度。これまでの約200年ほどは地のサイン(牡牛座・乙女座・山羊座)で起こっていましたが、今回のグレートコンジャンクションは風のサインである水瓶座で起こりました。木星と土星が重なるサイン(星座)のエレメント(火土風水)が変わる、これが「風の時代への切り替わり」と呼ばれていた理由です。

ホロスコープリーディング

冬至のホロスコープ解析


こちらが冬至のホロスコープです。右側(西側)に天体が集まっているのが象徴的です。


参考までに、こちらがグレートコンジャンクションのホロスコープです。冬至のホロスコープと星の配置はあまり変わっていないけど、偏っている場所やホロスコープの始まりのハウスが違います。

メッセージ

200年に一度の節目とも日の近い2020年の冬至。多くの人が否応なしに、暮らし方、生き方を新しい時代へとギアチェンジした年にふさわしい、インパクトの強い星の配置が続いていました。

というのも、先にも書きましたが、冬至は太陽が山羊座に入るとき、山羊座0度になるときですが、冬至までの間にも、12/16の金星の射手座入り、12/17の土星水瓶座入り、12/19の木星の水瓶座入りと、天体がサイン(星座)を変えるタイミングが立て続けに起こりました。

天体がサイン(星座)を変えることを占星術用語では「イングレス」と呼ぶのですが、数々のイングレスを経たからか、はたまたwithコロナが始まった2020年も年末に向かっているからか、心がふっと軽くなった人も少なからずいるのではないかなと思います。文字通り、風向きが変わったって感じですね。

時代が移り変わってゆくことは、歴史上においてたびたび繰り返されてきたことですが、実際に歴史のはざまを体験した人でなければ、その波の大きさも、うねりの強さも分かりません。

私は2020年という大きな変化を共に生きた人たち全員に、不思議な仲間意識を(勝手ながら)持っています。一年大変だったねって、お疲れ様でしたって言いたい気持ちです(ハイタッチしながら!)。

私の個人的な2020年は、みかん農家の仕事を始めて一年目で暮らしが激変したということもあり、生まれて初めて「身体と頭を全部を使う」ということをやり続けた一年だったようにも思います。例えば、自分では持ち上げられない重いものがあるとするでしょ? じゃあ誰かにやってもらおうが去年までだったのですが、今年は「どうやって一人で持ち上げて運ぶか」ってことをずっとやり続けてきました。

このように、今なお誰もが正解の分からない中で、それぞれに暮らしの中で試しながら、「じゃあどうやろう」と最善を模索しているのだと思います。

誰かが「こうしたらいい」という絶対的な正解を出してくれるまでじっと待つだけではなくて、ならばどうしようと自分の頭で考えて、自分の身体で実践して、改善を重ね、暮らしを変えながら生きているんだと思います。

こうした変化によって、私たちは今までの思考やライフスタイルでは使わなかった思考の筋肉と本物の筋肉を鍛えていった一年だったんじゃないかと思います。

私たちはもうすでに風の時代を生きています。だからね、誰一人乗り遅れていることなんてないのだと私は思います。みんなそれぞれに、頑張っていろんな筋肉を鍛えてきたから。

自由であること

「こうしたらいい(こうしたら大丈夫)」という絶対的な正解がない時代、これも風の時代を象徴していると思います。型がないということは、それぞれの正解が正解ということ。すなわち自由だということです。

2020年は確かに大変な一年でした。しかしこれからもこの「挑戦と改善」の時間は続いてゆくのだと思います。それを繰り返しながら、肉体も精神も魂も鍛えられ、内側から成長してゆく、それが風の時代なのだと思います。

型がある方が(今までの方が)楽だと思うかもしれません。でももうすでに風の時代は始まっていて、私たちは知らず知らずのうちに眠っていた筋肉を鍛えています。今でこそ筋肉痛が辛いかもしれませんが、鍛えられた筋肉によって、今までは手が届かなかった自由を手にするのだろうと思います。

挑戦と改善を重ねながら、その中で自分の「こうしたい」「こうなりたい」を見つけて叶えてゆくことで、自分に対する自信も信頼も育ってゆきます。

思いついた「こうしたい」「こうなりたい」は、先駆者のいないもの、やっている人が一人もいない形かもしれません。ということは、様々なことを自分で調べて、自分で判断して、行動してゆくのだと思います。すべての責任を負うことから学び得るものは、すべてが血肉となり、全身全霊で生きることを実感するのだと思います。

今までの当たり前にこだわることなく、どんどんと自分の殻を破ってゆくことで、見える世界を変えてゆくことができる。冬至のホロスコープから、私はそう読み取りました。

風の時代については、こちらの記事も参考になさってください。

風の時代のトレンド

年末年始、日本はまた寒波に包まれるそうです。暖かくして、ぬくぬくで年越しを楽しんでくださいね。よいクリスマスを、そして良いお年を!!

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