魂の暦 Magnolia’s World No.35

魂の暦 Magnolia’s World No.35

第34週 2019/12/08~2019/12/14
まるで静かな秘密のように、
昔から大切にしてきたものと
新しく生まれた自己の力がひとつになり
内面でいきいきと動きだすのを感じる。
それらは、眠っている世界の力を目覚めさせ
自分の人生の課題のなかへと流れていく。
そしてこれから、私自身が真の存在のなかへと
刻印されていくであろう。

第35週 2019/12/15~2019/12/21
私は真の存在を認識することができるのか。
みちあふれる創造行為のなかで
その存在をふたたび見つけ出すことができるのか?
私は力を授かったことを感じる。
それは自分自身がこの世界のなかで
手足となって謙虚に活動していく力である。

魂の暦の読み解き

先週は、一週間のうちのどこかで書くぞと思っていたのですが、一週間が経過してしまいました。待っててくださった方、すみませんー!

気づけばもう12月も半ばです。12月になってからの2週間、みなさんにとってどんな時間だったでしょうか? 私は一言でいえば「忙しかった」時間ですが、この忙しさというのもいろいろあると思っています。例えば、外からの声にこたえることが忙しい、自分以外の誰かの用事に巻き込まれて忙しい、自分のことに忙しい。いろいろあると思います。でも、どんな忙しさの中にあっても、自分のゆとりの時間というのは持てるはずです。

ほんの少しの時間でもいいので、スマホゲームで息抜きをする時間を、自分を振り返る時間に、今の自分と対話する時間に充てませんか? 自分と向き合うことは全然難しいことではありません。

私はルドルフ・シュタイナーの魂の暦に向き合うとき、自分とも向き合っていると感じています。魂の暦だけでなく、好きな小説を読むとき、好きな映画を見るとき、その端々で「私はどう思うだろう、私はどう感じるだろう、私ならどうするだろう」そう考えることそのものが「自分と向き合うこと」だと思っています。

ほんの少しの時間でもいいので、目を閉じて「今の自分、気分はどうかな?」と声をかけてみてください。「しんどい、疲れた」と返事が来たら、休む時間を作ってあげて。「いい気分」と返事が来たら、何があったのか聞いてあげて。自分の声を、無視しないで。

さて、魂の暦の読み解きです。

私は真の存在を認識することができるのか。
みちあふれる創造行為のなかで
その存在をふたたび見つけ出すことができるのか?
私は力を授かったことを感じる。

この一説に、疑問形の一文がありますね。

私は真の存在を認識することができるのか。その存在をふたたび見つけ出すことができるのか?

この問いかけの本当の答えは、見つけ出すことができる/できない、ではなく、この疑問に気づいたところにあります。

私は特に自分に対しても、人に対しても(!)「できたか、できていないか」で判断しがちです。でも待って、まずその視点に立っているんですよ。ということは、どちらも選ぶことができるんです。

今現在、今の時点での自分が「できてない」とか「できない」であったとしても、「できる」選択肢も見えている以上、「できる」をつかむことはできます。だから魂の暦のこの一説の最後は「私は力を授かったことを感じる」なのです。

それは自分自身がこの世界のなかで
手足となって謙虚に活動していく力である。

真の存在を認識し、私は力を授かったことを感じます。その力とは、この世界の中で手足となって謙虚に活動していくものです。

ここについて、私は「”ない”の世界から”ある”を見つけていこう」と受け取りました。

「”ない”の世界から”ある”を見つける?」と思うかもしれません。でも先に書いた分岐のお話と同じです。”ない”と認識できるということは、”ある”も認識しているということ、どちらも見えている地点にいるということ。だから”ある”世界へ行くことができます。

自信が”ない”
知識が”ない”
でき”ない”

この3つは「ではこうしたらどうだろう?」というアドバイスに対してよく聞く答えです、そして私が何度も何度も繰り返した言葉です。

ではね、この”ない”が”ある”に変わったら行動するの? と問われると、必ずしも行動するとは限りません。本当の理由は違うところにあります。

やりたく”ない”

それはなぜか? 変わることが怖いからです。

そんな自分、自分じゃ”ない”

かもしれませんね。でもそれを決めているのは、他でもない自分です。

気づいた時点で、力が宿ります。それは選ばれた人だけが持ち得るものではなく、気づいた人すべてが持っているものです。そしてその力は、自分だけで育てたものではなく、自然や、環境や、関わった人のすべてから授かったものです。

だから大切に、丁寧に扱います。それは自分だけでなく、周りのすべての人もそうです。だから謙虚に、尊敬をもって活動するのです。それが人が生み出せる愛のある循環なのだと思います。

今週の星模様

今週の星模様の記事はこちらをご覧ください。
今週の星模様 No.35


私と魂の暦と引き合わせてくれた「はりねずみの会」について

スイス・ドルナッハでオイリュトミーを学んでいらっしゃる花岡ご夫妻の「はりねずみの会」で、魂の暦を知りました。

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オイリュトミーのこと、シュタイナーのこと、日々考えていることや、感じたこと、などなど、FBのフィードではなかなか書けない、繊細なところや、深いところ、まだ結論には達していないけれど自分自身の最先端のところ等を投稿しています。
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魂の暦とともに歩むにあたって、私が思う「魂の暦」についてまとめました。参考にした書籍の紹介もあります。

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