運命の鑑定

こんにちは、柊です。
今日は2016年10月に個人鑑定をした方のその後のお話です。
今その人はスリランカにいるんです。

「運命」と言ってくれた鑑定

タイトルが仰々しいのですが、今スリランカにいる彼女が言ってくれた言葉です。2016年10月にお会いして対面鑑定をしました((※対面鑑定は個別にご連絡をいただいた方で、可能な距離の方のみ行っております))。

人にはそれぞれのステージがあると私は考えています。彼女はとても成熟した精神の持ち主で、現実のやるべきことはすべてやり遂げていました。生きてる以上やることがなくなることはないけどね、女性としての役割、母としての役割も区切りがついたところだったんです。

彼女は居場所を探していました。これからの自分のやるべきことをやれる場所を。だからこの鑑定では、アストロマップ((http://www.astro.com/cgi/aclch.cgi?btyp=acm&lang=jで出すことができます。占星術で使うホロスコープに世界地図を投影したもの。風水とは異なります。あなたにとって星のパワーを受けられる場所が書かれた宝の地図だと私は考えています。))を使いました。彼女が最大限に自分を発揮できるところはどこか、一緒に見て考えてゆくためです。

この鑑定が、彼女にとっての「運命の鑑定」となったそうです。

鑑定から数か月後

「スリランカに行くことになりそうです」と便りをいただいたのは、運命の鑑定から数か月後でした。確か3月の春分図の星読み会の少し前。

もともとふんわりとした話し方をする人だったので、「行くことになりそうなの」って言ってるときも誰かほかの人のことを放しているみたいでした(笑)「人事みたいに言って!! すごいことですよ!!」ってお話したことを覚えています。

それからさらに3か月後、あっけないほど簡単に飛んでいってしまいました。何度かメッセージをもらったり、鑑定をしたりしましたが、最後までふんわりムードを抱えて、潔く、爽やかに行ってしまった。

ときどきスリランカから届くメッセージや写真は、楽しさや生命力が伝わってくるものだけど、なにより神々しさを感じます。きっと彼女が感じていることなんだと思います。

決めることが一番勇気のいること

彼女が「運命の鑑定」と読んでくれた鑑定から、何の迷いもなく海の向こうに跳んだわけではありません。

遠くに移動するということは、ある意味では元の場所の問題に手を付けられなくなるということ。そうした問題や悩みを片付けるべく、いろいろと動いていたんだと思います。だからか、体調を崩されて、その後の対面鑑定が電話鑑定になることもありました。でも、お電話で聞く彼女の声はいつもと変わらず、運命の流れに身体が乗っかってるんだなと感じました。心だけが残された悩みに向いている、という感じ。

どんな現実の手続きや整理よりも、その残された悩みに「今の時点の結末」を付けるほうが難しいと思います。だって正解はないし、手順もない。でも十分に彼女は自分のできることをやったと思うから、私は「それはもう〇〇さんが背負う範囲のことじゃないと思うんです。だから運命の引力に従いましょう。これは途中で放り出したとか、逃げたってことじゃないんです。もうそこから離れていいって、運命が言ってるんだと思うんです」って伝えたのを覚えています。

その電話鑑定からしばらくして、彼女はスリランカに飛びました。

決まってる運命の波に乗ると、こうも簡単に大きな流れの頂点に行けるんだなと感じずにいられませんでした。といってもまだスタート地点なのだと思います。これから彼女は世界のいろんな輝きを見て、知って、自分の果たすべき役割をつかみ取っていくんだと思うから。

スリランカのブーゲンビリアは今咲いているころでしょうか? 日本みたいに開花時期が短くないのかもしれないな。
彼女があの鑑定で言っていた、今までの人生を経験したから見つけたであろう「これからの使命」を、より磨き上げて実践していく姿を見るのが楽しみです。

いくつかの鑑定を通して

私は自分の「使命」がなんなのか、いまだによくわかっていません。よくわかっていない言葉は使いたくないから、鑑定の中で「使命」を使うことを避けていました。ですが「使命と呼ぶほかないだろう」というものに出会っている人は確かにいます。それも、何人も私は見てきました。

使命に出会っていないから人生が未熟なわけではないし、ましてや「使命がない」てことはないと思うんです。誰もがこの世界に役割を持っているはず。明確さや具体性がないからといって、焦る必要もないと思います。今やれることをしっかりとやって、それもかなり一生懸命に、今の使命はこれだって決めて集中してやって、必要な経験を積んで行けば、おのずと使命にたどり着けるんじゃないかなって思います。

私もいろいろ諦めずに、怖がらずに頑張ろう。ご依頼者さんからの鑑定後の頼りに励まされるばかりです。


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