2018年の夏至

2018年夏至のホロスコープ

2018年6月21日 19:08に太陽が蟹座に入ります。夏至です。

春分、秋分は昼と夜の長さが等しい日。夏至は昼間が最も長く、冬至は夜が最も長い日です。春分はその年を象徴するとされていますが、夏至は秋分までの流れを象徴するものです。


(ホロスコープはさくっとホロスコープさんで作りました)

2018年夏至のホロスコープ

夏至のホロスコープから2018年の夏を見てゆきます。

アセンダント(AC)は山羊座で近くに土星があります。1ハウスにはほかに冥王星があり7ハウス蟹座の水星とオポジション(180度)、7ハウスの、2ハウスの境目に火星があり8ハウスとの境目の金星とオポジション(180度)。魚座の海王星、蟹座の水星、蠍座の木星はゆるくグランドトラインを描いています。ホロスコープの底辺(IC)付近には牡牛座の天王星、7ハウスの境目付近に太陽、MC近くの天体は天秤座の月です。

夏至図リーディング

2018年は新月・満月よりも上弦・下弦のホロスコープの方が節目感が強いものが多いです。昨日は乙女座の最終度数で上弦の月でした。
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1ハウスに入座している土星と冥王星は逆行しています。この逆行については4月に記事を書きました。加えて、海王星は6/19に逆行を開始、6/27には火星が逆行を開始します。
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土星は去年の12月に山羊座に入り、天王星は今年5月に牡牛座に入りました。忙しさが増した人、自分自身立ち返った人、新しいステージの幕を開けようとしている人、それぞれの状況にいると思います。

先日、北大阪では大きな地震がありました。天災というのは、人の力では押し込めることができないものです。そんな大きな力を目の前にしたとき、私たちは日々がいかに安全・平和を前提に組み立てられてきているのかを感じます。

人によっては迷いや悩みも地震を前にすると吹っ飛んだとか、本当に大切にしなければならないものが見えたとか、いろいろあったんじゃないかと思います。天災に限らず、こうした選べないきっかけに出会ったことで、生き方が変わる人も少なからずいるでしょう。気づくためにその出来事があったのではなくて、経験された方がその出来事を受け取って、昇華しているのだと思います。

全体のリーディング

簡単に楽観できるほど分かりやすい流れにはならないかもしれません。けれど、すべての物事には理由がある。さらに深く根源を探すと、到達するのは「人」です。

人は柔らかく、変わりやすく、弱いものです。一国は大きく固く揺らぎにくく強いものに感じられるけれど、やはり人が集まってできているものである限り、揺らがないということはありません。大切なことは「自分が守ろうとしているものは何か」を知っているかどうかだと思います。規模の大きい、小さいという話ではないのだと、私は感じています。

今後強まってゆくとしたらナショナリズム、ですが決して独り勝ちするためのものではありません。全体のバランスをとるために行われる折衝と主張、これは今のバランスやネットワークを模索するようにも感じます(「試す」とか「Win-Win」も違う感じなんです。元の位置に戻るというか、より正しい役割の位置を選ぶ、という感じです)。

天王星が牡牛座に入ってしばらく経ちました。といっても、7年かける変化の入り口に過ぎません。しかし、始まったばかりだから様子を見る態度でいると、せっかくのこの時期を逃してしまうように思います。見るべきは「我(自分)」、答えはそこにしかないのだと思います。

***

「どう生きるのか」と問われると、多くの人が戸惑うではないかと思います。普段の生活の中で、この問いかけを目にすることは少ないですもんね。私たちが求められやすい部分って、正確さだったり、早さだったり、あるいは丁寧さとか確実さであることが多いと思うんです。これはいわば「あなたの技術」が求められていること。「どう生きるのか」という問いは、そうした部分への問いではありません。

人は自信がないと、いろんなところで小さく迷ったり、もたついたりしてしまいます。「決めきれない」のは厳しく言えばただの甘えです。今の私はまさにこれです。許されている自分は甘えている、という自覚があります。ただ、これもいつまでも続くものではありません。いえ、続けようと思ったらきっと続けられるんですよ。だけどこれを続けていたら、何も成し得ず、本当の意味で生きず、時間ばかりが過ぎてしまう。つつがなく過ごす日常に、澱のように何かが溜まる。

※人生では深く傷ついたり、損なわれる経験から、時間が必要な人もいます。今の自分はどうかな? って考えてみてね。追い込むばかりが正解ではないからね。

今週の星読みや上弦の月でも触れている部分が、大きな意味をはらんでいるように感じています。それはね、土星と太陽のオポジション(180度)の予感です。近々タイトにオポジション(180度)が組まれるんですが、夏至図では自分自身を表す1ハウスと、人から見える自分(相手のある関係)の7ハウスに太陽があります。

上弦の月の記事で、私は「自分自身の統合」について書きました。これは難しいことではなく、意識的に、あるいは無意識的に使い分けている様々な自分を、一人の自分にしていこうよ、という意味で書きました。ここに至るには、一年間のプログラムを受けている田中みずえさんから学んだこともあるし、毎日頑張って仕事をしている主人の姿や、彼と一緒に仕事をしている方々のお話を聞いて感じたことでもあります。みなさん共通して言えるのは、ある意味では自分を超えたところを全身全霊で生きている(今を生きている)んです。迷いもあれば苦手なこともある、けれどそれを理由に立ち止まったり諦めたりしません。※このお話は長くなるので後日別の記事にしますね。

「全身全霊で生きる」と書きました。これは一心不乱に時間も忘れ何かを取り組むことだけを指しているのではありません。自分にとっての目標があり、そこに向けて頑張っている人の多くは「全身全霊で生きている」と言っていいのではないでしょうか。ではそうではない人ってどんな人か。自分軸を持っていない人、迷っている人、思い切れない人、意識が分散している人、太い時間軸で集中するものを持たない人です(これが悪いというわけではありません。私はここのゾーンにいます。だからこそ、変わってゆくと決めました)。

天王星が牡牛座に移動したとき、私たちは「新しい価値観を手に入れる」という内容を書きました。自分自身が充実を感じるためのスタイルを、価値観を獲得する。そのための7年間だと思っています。そのためには、自分の求めるものを知らなければなりません。けれど、日本人は特に協調性を優先させる傾向が強いからか、自分のことが分からなくなる人も多いように思います。もちろん、協調性も大事だよ。だけど自分のことや、譲れないことも分からないと、翻弄されて消費と浪費を繰り返すループから抜けられないと思うんです。

全身全霊で生きている人は、より良い結果のために迷うことはあれど、自分の選んだ道そのものに迷うことはありません。そして、その道を堂々と歩いていくことで同士を得ることができるのだと思います。

少し前にこんなことを聞きました。「自分にとって必要のない人には出会わなくなってきている」というものです(もっともっと前から言われていたことかもしれません)。私は今自分がどこの地点にいるのか分からないけれど、でもこれは分かる気がします。そうであってもなくても、自分が出会いたい人に出会いに行けばいいし、また今の人間関係を見直してもいいのだと思います。

人は自分を映す鏡とも言います。あなたの目に映る「人」はどんな風でしょう。そしてあなたはどんな風でしょう。そうした視点で「今」を見て、そして振り返り、未来を思い描いてみてください。

さいごに

7月の蟹座の新月は食です。ぴったりMCに太陽と月が重なり、ICに冥王星が重なるインパクトの強い新月になります。5つの天体が逆行し、いろんな意味で揺れたり、立ち止まったりすることが多くなるかもしれません。しかし、進んでいないのではなくて、進んでいるからこその出来事だろうと思います。

全身全霊についての記事はまた書くのですが(またもや主人ネタですけども)、実際にそばで見ていると本当にこうやって生きている人には、いろんなギフトが送られてくるんだなって思います。羨んでいる立場から、並ぶ立場に、早くなりたい。

たった今、自分のソーラーリターン図(出生図の太陽に、トランジットの太陽がぴったり重なる時のホロスコープ。その年一年を読み解くことができます)を見ました。大胆になってゆく、、なってゆけ……。


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