まず台中に行く
旅3日目。ちょっと懐かしい台南を後にし、新幹線で台北に向かいました。途中で台中に立ち寄り、グルメとパイナップルケーキを調達するのが目的です。本当は彰化というところにも立ち寄ろうかと思ったのですが、台中は台南よりも広いけれどバスしかないところ。そしてこの日はけっこうな雨に見舞われたので断念しました。
レトロな台中駅は新駅舎に建て替わっているところらしく、電車を降りたらよくわからないままに新駅舎の前に降り立っていました。新駅舎の看板の前で、たくさんの人が記念撮影していたんだけど、最初はそもそも自分がどこに降りたのかよく分からなくって右往左往。うろうろしてなんとか状況を把握し、タクシーを捕まえて一路ステーキ店へ。グルメな写真は後に載せます。
ステーキでお腹いっぱいのところでお茶タイム。お茶文化のない育ちなので、お茶の作法も体験するのが目的で「無為草堂」。こちらは日本語が通じますし、観光客慣れしているのでタクシーを呼んでもらったりもできます。
気持ちの良い空間でのんびりと阿里山のお茶を嗜みました。茶器が可愛くてうっとり(でも値段は可愛くなかったわΣ(゚д゚lll))。
お茶が済んだら宮原眼科へ。宮原眼科とは言うものの、中はショッピングとレストラン、台中名物となったスイーツが入っています。この写真では幽霊マンションがピックアップされちゃってますけど、右端にちょっと映っているのが宮原眼科です。
ここは日出のパイナップルケーキを買うのが目的。
台中ですが、駅が建て替え中で迷路のようになっていたこと、駅の近隣はいろんな人種が所狭しと集まっていて(観光客ばかりでもなかったと思います)、あわただしい感じを受けました。道に迷うヒマもないような。もっとゆっくりできたなら、違った印象を受けたかもしれません。
日出のパイナップルケーキをゲットして台北へ。新幹線で1時間ほどです。そして到着した台北。私の住んでいるうどん県よりもずっとずっと都会で、なんというかね、お上りさん気分でしたよ(笑)その日はホテルにチェックインするだけで終わりました。
私は決して敏感なタイプではないのですが、台湾の旅では毎朝3時ぐらいに目が覚めちゃいまして、明け方の台湾をぼんやりと眺めることが多かったです。日本の朝と同じで、新聞配達の人が動く音が聞こえたら、徐々に町が目覚める感じ。それが「人の営み」を感じさせてくれて、旅先なのに安心感を与えてくれました。ホテルの向かいにはサンドイッチ屋さん(台湾は本当にサンドイッチ屋さんが多い!)があって、お店の人がスズメにパンくずをやっていました。日本のスズメはすぐ逃げちゃうんだけど、こっちのスズメはけっこうしぶとかった。むしろ、車が来るわ、危ない!! なんて冷や冷やするときもありました。
私が泊まったホテルは大きな公園の近くにありました。だから唯一晴れた日に、朝の散歩をしました。太極拳や体操、ウォーキングやジョギングをしている人がたくさんいて、公園はとってもとっても広くって、すごく気持ちのいいところでした。
南国らしい植物がたくさんあり、野鳥やリスを見ることもできます。体操をしている人に混じってみたり、設置してあるポールでストレッチしてみたり。朝の時間をとっても有意義に過ごしました。
この日は主にグルメと買い物。いろいろ食べつつ問屋街に行きました。合計したら結構歩いた日になります。
角度があまりよくないですが、孤独のグルメでゴローが鷄肉飯を食べたところだそうです。旦那さんが「ここ絶対そうだよ!!」と、さすが台湾食い倒れツアーを企画しただけある洞察力を発揮していました。
ここではいろんな乾物、ドライフルーツ、花布、お茶、からすみを見て歩き、お茶とドライフルーツ、茶器を買って帰路に。体力なさすぎ~です。
でも霞海城隍廟へのお参りはしてきましたよ! 私のご依頼者さんたちがみな幸福な出会いと発展を遂げますようにって。
帰路の途中で中正紀念堂に立ち寄りました。門が大きい、建物も大きい。疲労困憊していたのであまりうろうろできませんでしたが、この大きさで察してください。大きく見えるけどあれって遠いよね、遠いね……と遠くから眺めて帰りました。体力なさすぎ💦
グルメ
さてここからはグルメ編。台中でのステーキからスタートです。ヒレステーキってあんまり美味しいと思わなかったんだけど、ここのは本当に! 本当に!! すっごく美味しかったです。わざわざタクシーで行った甲斐があった!!
もちろん、ステーキは日本でも食べられます。だけどね、台湾では肉の使い方がすっごく贅沢だなって思ってたんです。ここのは輸入らしいですが、日本はお手頃価格だったら肉もお手頃な味なんだよねえ。辛いソースで食べましたが、本気でがっちり辛かったです(笑・日本で辛いものを選択しがちな人でも、台湾の辛さはヤバイのも多いので注意です)。炙焼牛排赤鬼さん、日本にも出店しないかなー。
ステーキの後のお茶の時に出てきたお茶請け「茶梅」。旦那さんはこれにハマって、その後3袋も買いました。甘酸っぱくてとても美味しい。お茶もどんどん進みます。
今回の台湾の旅は文化に触れること、食い倒れることだったのですが、もう一つの楽しみが。私は鉄道なんてさらっさら興味がないのですが、台湾の鉄道はなぜか異様に可愛く見えるんです。ちょっとルーズなところがいいのかも。そんな台鉄の駅弁です。台中から台北への移動の時に食べました。スペアリブなので骨もあるんだけど、食べにくさを差し引いても美味しい。お弁当っていうのが遠足みたいで楽しい!
台湾に行ったらこれを食べるべし、的な小籠包です。鼎泰豊。正直申し上げて、別にここでなくてもいいような。もっと美味しいものあると思う。でも、一度行っておけば気が済むというもので(笑)まずいわけじゃないですよ! 美味しいんですよ! でも予想を超える味ではないってことです。
一方で、永康牛肉麺の牛筋麺。間違えて頼んじゃったんですが、すっごく美味しかったです。このときすでに2つの小吃(しゃおちー)をいただいていましたが、それでも食べられちゃうぐらい美味しい。ま、その後、なんにも入りませんでしたが(笑)牛肉麺が名物ですが、こっちも超お勧めです。
台北は地下鉄が充実しています。日本でも都会は同じく地下鉄が発達していて、出張などで都会に行ったときには「都会の人は歩くんだなあ」って思います。田舎の方が絶対に歩かないんですよ。どこでも車で行っちゃうから。なので体力不足を感じつつ、でもなんとか歩いて食べて楽しみました。でもこのときまだ台北駅をまともに見ていなかったんですよね、地下の移動で事が済んでしまうから。だから台北駅の全体を見たのは翌日のことでした。
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ここで台湾でのタロットと占星術の占いのことを少しお話しましょう。別記事を立てるまでもないほどだったのです。といっても、私とは相性が合わなかっただけのことです。
私も鑑定をしている身ですから、相性やタイプについてはいつも考えます。でも、私はやっぱり自分がどこまでも「占い師」ではないような気がしています。私がやっているのはあくまで「星読み」をメインとしたアドバイスです。それが「占い」ってもんじゃない? って言われたらそうなんでしょうが、占い師に必要であろう「当てる努力」ということを私はそれほどやってないです。
できる限りご依頼者さんとやり取りをして、ご依頼者さんにフィットする言葉を選ぼうとしていますが、それは「ご依頼を下さった方に合わせて言うことを変える」というのとは違います。あくまで、読み取った結果は変えずにそのままお伝えする。もちろん表現は選びますが、ご依頼者さんが結果的に落胆されたとしても、嘘でその場限りの元気付けをするのは違うと思っているからこのスタンスを保っています。
台湾でのタロットと占星術は、せっかくお金を払ってアドバイスいただいたのですが、今の私には不要なことばかりでした。でもまぁ、こういうのも経験しないと分からないわけで、占い好きならば何度となく通ったことのある道でしょう。でも、だからこそ改めて感じたのは「未来が見える人なんていないんだろうな」ということです。未来が見えて、それを教えてくれる人などどこにもいないのだろうから、じゃあ自分でその未来を作ればいいんだなって思いました。
ということで、台北編その1はここで終了。台北編はその2で終わります。その2では旅先で感じた、台湾と日本との違いとかも詳しく触れていこうと思います。読んでくれてありがとう!