2020年の秋分

2020年の秋分

占星学における秋分について

2020年9月22日 22:31 、2020年の秋分を迎えます。

秋分は太陽が天秤座に入る日、太陽がホロスコープのちょうど半分に立つ日です。このリーディングは次の冬至(2020年12月21日)までの3か月間のムードを表しています

ホロスコープって時計のようで、太陽は1日1度前後(必ず1度ではない)進みながら、一年を刻みます。秋分はちょうど半分の地点、時計でいえば6のところ、みたいな日です

直近の乙女座の新月とも深くつながっていると感じているので、こちらの記事もご覧ください。

内も外もケアする月間~乙女座の新月~

2020年秋分リーディング

世界の状況から読み解く

春分のあった3月、社会情勢は大きく変割り始めました。あれから半年。私たちの暮らしは随分と変わり、その変化に合わせて私たち自身も変わってきたように思います。特に都市部と地方での暮らし方の違いに大きな差が生まれたように感じています。

人の人生の大半は「日常」だと私は考えています。だから日常が一変すると、何もかもが一変したように感じる。人生には、何もかもが一変するような時期が何度かありますが、こんなにも多くの人が、やむを得ず生活を変えなければならなくなった2020年という時間は、これからの時代を迎えるにあたってとても印象的な出来事なのだろうと思います。

私の日常にマスクはありませんが、人ごみに出かけるときには必ず着用します。一か月に1,2日程度マスクで過ごす程度です。ですが、都市部で暮らす人や、人が集まる場所で仕事をする人、学校に通う子供たちはそうもいきません。そんな中、このような記事を読みました。

なぜ善良な日本人が「マスク警察」として周囲を攻撃するようになったのか 社会を壊す「過剰反応」の恐ろしさ

恐怖によって、人と人が傷つけ合い、分断する世界が訪れるかもしれない、とこの動画は解いています。しかしその対応策も書かれています。

恐怖が苦手なものは
笑顔と日常だ。
家族や友人と電話して、笑おう。
いつものように
きちんと食べて、眠ろう

言葉にすると簡単なこと、そして理性が働いていれば「簡単に感じること」です。でも、恐怖に支配されていると難しいこと。誰もが持っている恐怖という小さな怪獣は、自分の不安や疑心が大きな怪獣へと育てます。そうしないために、恐怖ときちんと向き合い、正しい知識で乗り越えて行く。

PexelsによるPixabayからの画像
声を掛け合うのは、誰かを加害者にするためでも、誰かを非難するためでもなく、お互いが協力し合ってこの先の見えない不安を乗り越えてゆくためです。そのために今私たちに必要とされているのは、精神的な自立なのではないかなと感じました。

秋分図から3か月を読み解く

秋分図のホロスコープは蟹座から始まります。春分・夏至の記事でも書きましたが、3回目の「蟹座スタート」です。

蟹座というサインは「繊細で臆病で内弁慶」なところがあります。しかし、内弁慶だからこそ身近な人たちのために立ち上がり、脱皮して成長し、戦います。

Anastasia GeppによるPixabayからの画像
先に挙げた「なぜ善良な日本人が『マスク警察』として周囲を攻撃するようになったのか」の記事の中に、人が人を攻撃するとき、過剰な防衛が働いているとあります。強い「感染を広げない自覚」が正義となり、身近な誰かを守るための正義によって人を裁き、人と人とを分断してしまうということです。

こうした考え方、頭では理解しやすいものです。だけど、実際にどうでしょう。電車で向かい側に座った人がマスクをしていなかったら、その場所で遠慮なく大声で電話し始めたら。誰も注意する人がいなかったら。

私だったらどうかな。たぶん、初めてそんなシーンに出会ったら、頭が真っ白になって何もできないと思います。だけど後で家に帰ってから「声をかければ良かった」と思うでしょう。そしてその次そんなシーンに出会ったら、勇気を出して声をかけるでしょう。私が公共の乗り物で初めて席を譲った時もこんな感じでした(ドッキドキ)。

誰かが注意してくれたら、この人がどこかに行ってくれたら。もちろんそう思います。だけど、いつだって自分の都合のいいように世界は動きません。そんなとき、自らが行動を起こすこと、それこそが、自分を貫くことであり、自己表現であり、自立なのでないかなと思います。

私は、夏至のリーディングで「純度の高い自分(嘘のない自分)へと脱皮する」と書きました。

何度も自分や誰かが困っているシーンに遭遇し、そのたびにやり過ごしていたら、小さな後悔や、小さな引っかかりを、そのたびに感じることになります。「仕方がなかった」「私ってそういうことできない人だから」「配慮できない人が悪い」と、自分の思いを遂げられなかったことをいくら正当化しても、きっとその小さな棘は抜けません。本当は思いを遂げたかったはずだから。

CaptainQuarkによるPixabayからの画像
だから自分のために思いを遂げよう、そう行動することが、2020年最後の脱皮となり、あなたや私を成長させてくれるんじゃないかな、と思います。

これは困ってるシーンじゃなくてもいいんです。小さな後悔、小さな引っかかり、どうしても忘れられない悔しさなど、過去の思いは「こうしたら、こうなる」という経験則だけでなく、それを乗り越えることによって、ひとつ成長する自分だけのポイントを教えてくれているんだと思います。

秋分図の6ハウスにある月は自分らしさを日常で発揮することを、5ハウスの水星と向かい合っている火星は「やりづらさ、伝えづらさを超えること」を、そして7,8ハウスに集まる木星・土星・天王星は「人との関わり」で変革を起こすことを、11ハウスにある逆行中の火星と天王星は、未来のためにできることがあることを伝えているんじゃないかと思います。

そして、3ハウスの金星はあらゆる経験(その中には苦いものも、辛いものもあると思います)を糧にするべく、自尊心と強さをもって優しさに変えること、4ハウスの太陽は自分の根底にある本当の正しさ、本当の善を正義、善性を信じることを、そしてそれらが集まったとき、人は非難し合って分断されるものではなく、支え合うことでひとつになれることをMCに輝く海王星が伝えています。

この記事に書き切れなかった自立については、こちらの記事に書きました。あわせてどうぞ!

2020年後半の過ごし方

春ごろ、世界中がぱったりと止まっていました。けれどそれでは人が暮らしていけません。だから経済は動き出しました。経済活動って結局は人と人との繋がりだと思うんです。だから「何を買う」の時代から、「誰から買う」の時代へと移ってきているように感じています。

今までの社会では、経済の血液はお金でした。でも、これからはお金に加えて、例えば信頼や関係性もが経済の血液として作用するのではないかと思います。

おわりに

最近、都会と田舎の違いについて考えることがあります。小さな島ではありますが、家や畑(職場)が遠い人とはほとんど顔を合わせることがありません。それでも、同じ地域に住んでいる、同じ島に住んでいるから、顔を合わせれば挨拶しあい、おしゃべりします。本当にその程度。

いきなり深い話をがっつりできる間柄になる必要なんてなくて、気持ちよく世間話ができればいいよね、と思います。

そうした風景は、中学生頃の私が感じていた「建前ばかりの嫌なオトナ」になるということなのかもしれません。だけど、今はもう中学生じゃないから分かります。あえて誰かに嫌な思いをさせてまで、我流や自分を通さなくってもいい。だけど、協調を重んじすぎて自分に嘘をつかなくてもいい。

それはテクニックではなく、思いやりと理解によって為せる大人のふるまいだったんだなあと実感しています。



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