顔を上げて。新世紀の目覚め
近況報告
少し先になりますが、2月24日のイベント(ヘルツ第二章)に参加します。主催者が私のお友達で、とんでもなく正反対の二人でとても仲良しです。このイベントへの愛がとてもあふれている彼女が開く場に、呼んでもらえたことがとんでもなく光栄です。詳細が分かり次第告知します。
そして、じんわりと移住のプランが進行しています。だからというわけではないですが、ヘルツ第二章でご一緒する方のセッションを受けたのですが、セッション後は「肩が重かったんだ!」と気が付くほどに軽くなりました。後日記事にするのでお楽しみに(そしてヘルツ第二章もお楽しみに!)。
メッセージ
2020年1月25日 6:42 水瓶座で新月を迎えます。
12ハウスと1ハウスに天体が集中している水瓶座の新月。12ハウスと1ハウスの境目はアセンダント(AC)とも呼ばれる場所です。星々が空に上る地平線を示します。
このホロスコープを見て、あるコミックのワンシーンが浮かびました。
どん詰まりで打ちひしがれて涙がこぼれ落ちなとき、つい夜空を仰ぎ見て流れ星に祈ってしまう。そのシルエットが世界のすべてとリンクして、まるで映画のワンシーンのような美しい光景。
みなさんは好きな小説やコミックや映画はありますか? 私はたくさんあります。どの物語の主人公も、私と同じ人生を歩んでいる人はいません。しかし、私は大好きな物語に触れるたび、主人公の心の痛みや苦しさが分かるような気がして感じ入ります。
私が同じ経験をしたわけでもないのに、同じように感じる痛みや苦しさ。突き詰めて考えれば、私は物語の主人公ではないから、その痛みや苦しさは分かりません。でも大事なのはそこじゃないんです。大事なのは、痛い、苦しいという心の涙。
私たちはどこまでも、自分が経験したことが全てです。過去の経験は、すべてが今の自分のためにあります。
その宝物のような経験を、たとえ今の自分が失敗だと思っていたとしても、黒歴史だと思っていたとしても、その経験こそに唯一の、自分だけの答えがあります。その過去があったから今の自分がある。それは紛れもない真実です。
本当の意味で経験が身になったとき、私たちの中には感謝が生まれます。あの経験をしてよかった、大切なことを知ることができた、ありがとう、と。そうして初めて、朝日のようにピュアな光によって心が照らされ、諦めた夢や希望や願いを叶えようと、心の情熱に火が宿ります。
水瓶座の時代は、共に生きる「共生の時代」。ひとりひとりが自立し、違いを受容し、それぞれに輝ける時代です。
誰かの期待に応える生き方ではなく、自分の意志で選び行動する。それがたとえ目の前の人を裏切ることになったとしても、誠意をもって自分を貫くことで突き抜けていきます。
そんな新世紀の目覚めのような新月です。
おすすめ本
プラネテス
水瓶座には勝手にSFのイメージを持っています(近未来って水瓶座っぽい)。
このコミックの4巻に大好きなエピソードがあります。この新月の記事を書くにあたって、引っ張り出して読み返しました。
フィーはとても有能な宇宙飛行士です。あるとき魂の火が消えてしまうほど落ち込み、打ちひしがれます。そんなとき、うっかり拾ってしまったお荷物にも思える野良犬の存在によって、再び魂の火を取り戻します。
その過程が、ほんの数ページのことだけど、何度読んでも私は胸を打たれます。
心に情熱の火を灯したいとき、蘇らせたいとき、おすすめの一冊、そして今回の新月にぴったりの一冊です。